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無題①

昨日の夕方、ある方から2万5千円の札を裸で受け取った

ある仕事の報酬としてのものだった

何となくその場でウォレットを取り出すのも気がひけて

とりあえず札をまとめて4つ折にし、Gパンのポケットにしまったのだった

その方と別れた後、そのままの格好で妻と本屋へ出かけたりスーパーで晩御飯の食材を買い求めたりした

ポケットの中の現金の事は特に忘れていたわけではない

まあ意識はあったが今取り出して財布にしまおうなどとは思わなかっただけだ

移動には車を使い私が運転をしていた

帰宅して着替え、いつも通りの夜を向かえ日付も替わろうかという時間帯

すでに脱ぎっ放しのGぱんポケットの中を思い出したようにまさぐる

う 2万5千円がない マジ? 

念のためウォレットの中を覗くが2万5千円がプラスされた気配は無い

そりゃそうだ ウォレットに移し変えた記憶もない

いや、妻がこっそり抜き出したに違いない そうだ、あいつはそういう女だ

もしくは車の中に置き忘れたのだろう そうだ、あいつはそういう車だ

人は酒を飲むと自分の非を認めない生き物になるという法則の下、私は静かに寝息をたてた


そして今日の朝、あらためて私の行動範囲を捜してみたがやはり無いのである

リビングにいた妻に問いかけてみた

Gパンのポケットに2万5千円入れてたんだけど無いんだよ お前知らない?

すると妻は般若のような恐ろしい顔で  

『はあん? 知るかボケェ』 

と今まで聞いた事も無い、関東人とは思えない台詞を私に浴びせかけた

どうやら私は2万5千円を本気でどこかに落としてきてしまったようだが

妻も18歳で出会った頃のあの初々しい可愛らしさとかその類のモノをどこかへ落としてきたようだ


家にも車にも無いとすると、落としたと思われる場所は

本屋の駐車場(私は店内には入らず車内の荷物整理をしていた)とスーパーの2箇所だろう

自分としては本屋の駐車場が一番可能性があったように思えた 

しかし裸の札が3枚だ 名前や住所が書いてあるわけでもないしかなり時間も経っている

もう無理だろう 2秒で諦めた

しかし1度や2度ではない同じような過ちを繰り返す私に、妻は辟易しているようだったので

事態に対し真剣に向き合ってますよというアピールはしておかないといけないのです

妻の前で昨日のスーパーに電話をかけた

『昨日そちらで2万ほど落としたかもしれないんですが届いてないですよね』

なんてふざけた問い合わせだろう

ちょっとした『お金落ちてませんでしたか?あ、それ私のです詐欺』のようだ

そしたら始業前の朝礼中だったようで確認して折り返すとの事

なんだか申し訳ない 結果は判ってるんですがね 

電話を切ってもう完全に諦めた こんな電話するのもイヤだ 本屋には電話しなかった

気持ちを切り替え、さあ仕事をやっつけよう

工房の机に向かい作業を開始した すでに30分は経過したであろう時、電話が鳴った




奇跡がおこった





つづく

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未来

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