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携帯電話とタバコと私 ①

私は携帯電話という物がイマイチ好きになれない様な気がする

多分一般の人々よりも全然活用していないと思うんですよ

家の中でもすぐに行方不明になります

家電から鳴らせて見つける事は日常茶飯事です

そういやぁここ2~3日携帯見かけないなぁ なんて独り言はザラでして

ちょっとラーメンでも食べに行こうかって時も携帯しない事が多いんですわ

別に意図的に持ち歩かない訳じゃないんですが、玄関先とかで

『あ、携帯持ってないや 靴履いちゃったし ま、いいか』的な感覚なんですね

そんな感じで携帯に接しているもんですから外でなくしてしまう事も何度かございましたね


そんな私ではございますが、先週末にキャンプに誘われまして

一緒に行くメンツが003_20140306195641bfb.jpg
毎度おなじみの先輩方 キャンプの達人の皆さんなんですけどね

東名高速足柄SAに朝9時の待ち合わせだったんですよ

で、沼津港で昼飯でも食べて会場入りしようって計画だったんです

私は前々から思っていたんですけど、この方達『早いタイプのバイカー』なんですね

私自身は『少々遅いタイプ』だと自負しておりまして

早い遅いというのは活動する時間帯の事です

要は特に用も無いのに朝早くから動き出し、夜は子供のようにさっさと寝るタイプがこの方々なんですね

だから正直足柄9時集合は私にとって『無意味に早い待ち合わせ』以外の何物でもないんですよ

順調に行けば10時位に沼津港で昼食って事になっちゃいますよね

私は朝7時には家を出なければいけませんでした

ところが当日、うっかり寝坊してしまい7時10分に起きてしまいました

やばい 非常にやばい 焦りました

私は大急ぎでキッチンの換気扇下でタバコ1本を5分位かけて吸うのであった

はたから見たら余裕ぶっこいてるように見えるでしょうがこれでも本人は必死なのである

そこからバタバタと用意を済ませ即行で出発 

時計の針は7時40分をさしておりました

ちょっと無理して急げば10分遅刻位ですむのでは そんな甘い思考がありました

当日はあいにくの天候でずーっと雨合羽を着用しておりました

とにかく下道をすり抜けすり抜けで厚木ICを目指しました


もうどれ位の時間が経過しただろう 

時間を確認したいがビショビショの雨合羽の下の携帯を取り出すタイミングがないのである

とにかく急いでいたんです

そんな時、ふと真新しい道路標識に眼が止まった

神様からの贈り物 それは開通したばかりの圏央厚木インターを示すものだった

ここから乗れば10分~20分位は時間短縮できるだろう

私は迷うことなく初めてのインターのゲートを颯爽とくぐった

雨で視界を遮られている私の前に上り方向と下り方向の分岐がやってきた

近付いて確認すると『東京 名古屋方面』と『相模原方面』である

ここで学習能力には定評のある私は、いつものように反射的に自分が進むべき方向を

『うん、東京じゃない』と当然の判断

相模原方面へとアクセルを絞ってしまったのだった


そのわずか10秒後に 『あれ?待てよ』と気付いてしまったが後の祭りである

東京 名古屋方面というのは東名高速方面と言う事であった 

非常に紛らわしいと思うのは私だけだろうか

目的地とは逆方向に疾走する私の顔面に容赦のない雨粒が打ち付けられる

私はこの途方も無く無駄な時間と無駄な苦痛に涙しながら

遅刻に激怒しているだろう大盛先輩のツラ・・・ いや、顔が見え始めるのであった


逆方向のインターで係員に事情を説明しUターンさせてもらうことにする

さすがにここで先輩方に連絡を入れなければと思い携帯を探す

しかし無常にもどのポケットにもヤツが潜んでいる形跡は無かったのである

携帯を家に置いてきてしまった そう判断するのにさほど時間は必要でなかった

いつもの事である

どうしよう・・・ 

悩んでいる場合ではない とにかく急いで待ち合わせ場所に向かうしか道は残されていなかった

今ならまだ『到着直後のエキパイを素手で10秒間握る』程度の罰で済むかもしれない

打ち付ける雨の冷たさと痛みに絶えひたすら走り続けた


そしてようやく待ち合わせ場所の足柄SAに到着した

果たしてあいつら・・・いやいや、先輩方はこんな私を待ってくれているだろうか

まず真っ先に向かったのはトイレだった それは仕方がない事だ

SA建物内の時計で現在時刻が9時45分だと初めて知った

45分も遅刻してしまった 気付けば駐輪場に二輪車は自分のバイクだけだった

そりゃそうだ さすがに45分も待つような広い心は持っていないはずだ




私は公衆電話を探して歩いた 先輩らの携帯番号を記憶しているはずも無いが

家に電話して妻からなんとか連絡を取ってもらおうと考えたのだった

しかし散々探し回ったにも拘らず公衆電話がない 全くない

こんなSA爆破されちゃえばいいのに 

私は純粋な心で神様に祈りをささげたのだった


らちがあかないので私は沼津インターを降りて街中で公衆電話を探す事に思考をチェンジした


沼津で降りると忌々しい雨はやんでいた

眼に入るコンビニに立ち寄り公衆電話を探すがやはりどこもかしこも無いのである

店員にどこかに公衆電話はないかと尋ねても

『いやぁ 判りませんね』と軽くあしらわれてしまう始末


おい、何だそのテキトーな返答は 人の命がかかってるんだぞ もっと真剣に考えろ 

なんならお前の携帯を差し出せ ついでに熱い茶でもくれないか


そんなセリフがのど元まで来ていたが、それをグッと飲み込んだ

ああ神はどこにもいないのか 私は前世でどれほどのカルマを積んできてしまったというのだ

精神的にも疲れ果てた私は大きなため息と共にその場にしゃがみこみタバコに火を点した

すでに乾いているであろう雨合羽を脱ぎ、

収納しようとサイドバッグを開けると現地で着るパジャマ用のパーカーが眼にとまった

その瞬間、私の第六感が何かを察知した


もしかして・・・もしかして・・・


思惑通りパーカーのポケットには捜し求めていた黒光りする憎いヤツがいた

ああ神様 ありがとうございます

私はその場でひざまずき両手を胸に合わせるのであった

ひとつ言わせていただけるのであれば、ちょっと、いや、かなり遅いよばかやろう


なじみのガラケーを開くと、やはり鬼のような形相の着信履歴が



続く


 


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