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しゃべり好きな店主

ウチのテレビ 数年前まではヴォリューム表示『10』が基準だったんですよ

それが最近では『12』が基準になってるのですがテレビのスピーカーが劣化しちゃったんですかね

それとも各放送局の方で少し音声出力を落としてるのでしょうか

一番疑わしいところを疑えない純粋な社会不適合者でございます

皆様いかが日常会話を聞きなおして過ごされてますか


さて、先日の事

最近では妻の方が新しいラーメンを積極的に検索してるのですが

なんでもH市で最近人気急上昇している店を見つけたとかで

その妻情報に従いバイクタンデムでとある片田舎のつけ麺屋へ出向いた時の事です

カウンターのみ7~8席ほどの小さな店 カウンター内には元気そうで感じの良い年配夫婦

先客は1名 少しエアコンの効きが弱い

入り口近くの券売機を見てメニューを確認していると店主が


『お客さん初めてですか?だったらつけ麺をお勧めします』


と、その店のスタンダードメニューを指しにこやかに言う

他に『辛いつけ麺』『まぜそば』みたいなメニューもあった

まあ勧められなくても私はつけ麺を注文するつもりであったが

『ああ、そうですか』と店主に従うような感じでつけ麺を注文する形になった

妻は辛いつけ麺を食べたかったようで

『私は辛いつけ麺が・・・』と少々言いづらそうにしていると


店主『ああ、辛いのが苦手じゃなければどうぞどうぞ』


妻『ええ、辛いの大丈夫です』


そんなやり取りをし、カウンターに座る

すぐに先客は食べ終わり店を後にする

狭い空間に店主夫妻と私達社会不適合夫妻だけとなった

また店主が話しかける


『いやーお客さんいい時に来ましたよ。さっきまで混み合っちゃって大変だったんですよ』


TJ『ああ・・・そうなんですか・・・ラッキーですね』


普段ラーメン屋の店主と会話する事などあまり無いのでちょっと戸惑いながら返事をする


『何故だか火曜日は混み合っちゃうんですよ 解らないんですがね』


TJ『ああ そうなんですか・・・』 

ちょっと苦しくなってきているボクを横目にチョイチョイ話しかけてくる


『お客さん、暑いでしょ?すみませんねぇエアコン新しいの頼んでるんですが1ヶ月待ちで』


TJ『ああ、大丈夫っすよ・・・』

ホントはちょっと蒸し暑いんですがそんな事を言うほど社会不適合ではないのです

ほどなくつけ麺が出てまいりました

azassu.jpg
うむ、最近流行のケースですね ドロッとした魚介豚骨スープと太麺 旨いです

で、最近思うんですが海老がブームなんですかね

今年だけで5件位見かけましたね ほとんどが最近流行系ばかり

言っては失礼だが、こんな場所にあるのがもったいない位の立派な味だ

もっと失礼だが、こんな年配の方が作るとは思えない今系のお味


しかしよほどの話好きらしくメニューを出し終わり、こちらが食べているのに話は止まりません



『お客さんバイクかっこいいねぇ どこか行って来たんですか』




TJ『いいえ、ここのつけ麺を食べるためだけに来ました』


私がそう言うと一瞬店主夫妻がひるんだ事を見逃さなかった

確実に一歩後ずさりをした


店主『え・・っと どちらから来られたんでしょうか?』


TJ『所沢です』


店主『所沢から・・・・・・』


さて、ここからは私の推測を織り交ぜてお話しをしよう


繁華街でもない、住宅街と呼ぶにも少し寂しい土地

店主は家の一部を改装し去年の10月につけ麺専門のこの店をOPENさせた

定年退職後の夢、地元のお客さんとの団らんを楽しめるそんなつけ麺屋をやりたい

従業員は雇わず自分達だけで細々とやっていければ良い

しかしつけ麺といえば寒い時期にはあまり欲しがられない食べ物だろう

OPENしてから半年位は上記の理由もあり客足もまばらだったに違いないが

家賃もかからない自宅での仕事だし、まあのんびりやっていければ良しと考えた

暖かな陽気になってようやくお客さんもついてきた感がある昨今

バイクに乗ってやって来た風変わりな男女が言い放った言葉に驚愕したのだ


ツーリング途中とかに見つけてプラッと寄ってくれたのだと思っていたのに

そんな遠方から(店主の感覚)オレのつけ麺を食べる為だけに来たって言うのか?

どうやって調べたんだか知らないけどやっぱり期待されてるんだよね・・・

ちょっと、プレッシャーなんですけど・・・


はい、今までのダイジェストがこんな感じだと思います

店主は自分の店が最近人気急上昇という情報も知らないのだと思います



さらに

店主『普段も結構遠方まで食べに行かれるんですか?』


明らかにトーンが低くなった声で聞かれたので


TJ『そうですね、都内とか・・・ この位の距離は全然普通に行きますね』


そう答えると更にプレッシャーを感じたようだった


店主の頭の中はきっとこうだ

やばい、この人ラーメン屋食べ歩いて点数とかつけるプロの人だ

何だっけ よくラーメン屋に『うまい!』とか書くサイン色紙の人じゃなかったっけ

やだなーもう オレは地元の一般客にだけ来て欲しいのに

うぅ・・・ 胃が痛くなってきた



誰かと勘違いしたのか、そう思ったのか

あれだけ話好きを匂わせていた店主は暫く黙りこみ、やがていてもたってもいられないという気持ちか

厨房から姿を消し奥さんだけになった

そして私たちは全てをたいらげ

『ご馳走様でした』

と席を立った時奥さんに申し訳無さそうに話しかけられた


『あの どうでしたか うちのつけ麺は・・・』


うん、完全にその道のプロと思われているようだな


私は正直な気持ちを話した


『旨かったです。絶対流行ると思います。』


ちょっとその道のプロ気取ってたかも知れません


その言葉を聞いた奥さんはちょっと泣きそうな表情、それでも笑顔で

『ありがとうございました』と深くお辞儀をした


するとウチの妻が口を挟んできた


妻『火曜日が混雑するのはH市の人気上位ラーメン店の2件が定休日だからだと思います』


うおぉ すげーウチの妻の分析力 伊達に調べてないね

益々プロっぽく見えたであろう私達に何度も感謝の意を表す奥さん

あのね 人違いだからね 俺達も一般人 点数なんかつけてないよ

もっと自分とこの味に自信を持っていいですよ

今ラーメンデータベース見たらそちらのお店がH市で堂々1位になってましたよ

まったく 世話が焼けるw

そんなちょっとかわいい店主がいる店を発見したというご報告でした





PS 店主がそう思ったかの部分はフィクションです


category
ラーメン
genre
日記
theme
独り言

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