スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
category
スポンサー広告

少年時代のオレへ

妻と出会って同棲を始めたのは20歳だった

それなりに気が合わなければそんな関係にはならないでしょう

私の思い出の中に最も印象深く残っている二人の『同調』は

故オザキ○タカが大嫌いという共通事項だった

出会ったばかりの二人はそこで意気投合するのである

ある意味彼がいなかったら俺達も結婚してなかったのではないだろうか


あれから四半世紀が過ぎた今、たまたま流れる彼の代表曲に耳を傾けてみる



あれ?こんなに素晴らしい曲だったっけ?

あまりにもすんなりと心に響いたのに驚き、妻と二人顔を見合わせ首をかしげた

何故あんなに嫌いだったんだろうか、そもそもの理由が思い出せなくなっていた


彼の詩は(当時の)ティーンエイジャーの心の葛藤を描写したものが多いと思う

私達もモロ当時のティーンエイジャー世代であった

一度は真面目に彼の詩に聴き入った 高校2年位だったか

しかしすぐに拒絶したのだった


『現実』が少しずつ見えてきた自分にとって彼を師と仰ぐのは危険すぎると

無意識に判断しブレーキをかけたのだと思う


私は常に『漠然とした不安感』と共に暮らしていた

それは主に将来に対する不安という見えないプレッシャーだったのだろう

今は亡き父は私を公務員にさせたかったのだから、なんて私は親不孝者なのだろう

勉強が嫌い だから成績も悪い 学歴社会で言うところの落ちこぼれ日本代表である

当時はギターを弾くことが自分らしくいれる唯一の避難場所だった


私は家を出たかったんだ

高校生ながらに近所の安そうなアパートの家賃を調べた事もあったほどだ

とにかくもう、あんな家には 帰りたくない~ のである

私は人知れずそれなりに大人になる為の心得など勉強をし、それらの出費も惜しまなかった

ある日の事、学校から帰宅し徐に部屋へ入室しその異変に気付き唖然とする

机の上にそれら出費を惜しまなかった参考書が綺麗に積まれているのだった


プレイボーイ 平凡パンチ アクションカメラ


当時の正しい大人の参考書達だ

ベッドマットの下に並べて保管していたはずだった

誰にも縛られたくないと逃げ込んだこの部屋にも大人達の汚い手が忍び寄っていたのである

私は今でもあの光景が眼に焼きついて離れないのであった


『それは死刑宣告された絶望感とよく似ている』

著名な服役囚人が漏らした有名な言葉だ


今考えればこんな事で死ぬほどの絶望感を味わえるとは

オレのセブンティーンズマップはどんだけ絶望ハードル低いんだ と

最新版フォーティーシックスマップを所持する今のオレが笑う


当時のオレは 不安感=社会に出る という図式で

社会=汚い所、つまらない所、理不尽な所 などというイメージがあった


まあその当時の『将来への不安感』だった将来が今なんで

現在は不安に思う必要性がないのだ

本当にバカみたいだ

大人になって分かった事がある

人間が生きる際に『不安がる』という行為は一切必要が無いって事だ

不安は百害あって一利なし 全く持ってネガティブな存在である

純粋な詩にさえモザイクをかけてしまうのだからね




ありがちな話だがもし今ここにタイムマシーンがあるなら

当時の自分に会いに行きたいね


『よう オレは30年後のお前だ 2013年から会いにきてやったぜ』


現在のオレの風貌を見て、イメージしていた大人像とかけ離れている事に安堵するはずだ

30年前とはいえ自分の事だ 一番よく理解している


『30年後お前は世界的に有名なシルバーアーティストになってるんだぜ』

ここは数年前に私が掲載されたVIBESとかを見せてやるべきだろう

30年前のオレは興奮し感嘆の声をあげる筈だ

そうだ 表現方法がちょっと過大なだけでウソはついていない うん


『お、懐かしいギターがあるじゃねぇか 30年振りだぜ ちょっと弾かせろよ』

現在のオレはきっとそれを手に取るだろう

30年後も自分だ 一番よく理解している

30年後の自分の演奏を目の前で鑑賞した少年は

『30年弾いててもこれ位までしか上達しないのか・・・』

と思うかもしれないがその辺は微妙だ


そして帰り際に最後の助言を言い放つ

『お前は数ヵ月後○○という女子に告白するかどうかで悩み苦しむだろう

 いいか、必ず告白しろ お前の将来の為なのだ』

そう聞いた少年はもう絶対恋愛成就すると決め付けるだろう

結婚相手になるかも位な意気込みで告白する筈だ 間違いない オレだもの


ところがその告白は悲しいものになる事を現在のオレだけが知っている

少年よ 生きる為に『不安』は必要ないが『試練』は必要なのだよ

それを乗り越えなければ世界的シルバーアーティストにはなれんのだ がんばれ



という訳で今までずーーっとアンチオザキだった私は46歳でようやく卒業しました

今まで文句ばかり言ってさーせんした

ホント今更ながらご冥福をお祈りしたいです







category
物語
genre
日記
theme
独り言

Comment

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。