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ダブルショック

男は苦悩していた

自身の存在さえをも否定して

後悔 懺悔 絶望・・・涙・・・

どこからか救いの手が差し伸べられる事などあるはずもない

解ってはいるがこの現状を打ち破ることもできず

ただ苦悩しその場に座り続けるしかなかった

ここはとある牛丼チェーン店のカウンター 

まだ午前中だが朝食というにはいささか遅い時間帯 客もまばらだ

こんな場所で何故に男は絶望しているのか・・・

今から少し前に話はさかのぼる




連日の記録的猛暑の日本列島

熱帯夜が続きエアコンをかけなければ眠ることもできない 

翌朝 特有のけだるさが残るとしてもだ

その日も朝からうだるような暑さだった

当然のことだが食欲がでない

しかし何か栄養を摂らないと今日1日の仕事に支障をきたすだろう

この暑さの中 自ら調理をしようなんて考えたくない

『あ、まだ朝定食に間に合うな・・・』

気がついたらこの牛丼店に向かっていたのだ


男は入り口付近の食券機で【ソーセージエッグ定食】を選択したつもりだったが

detail_a_sosage.jpg

ソーセージエッグダブル定食を押してしまった (目玉焼きが2つになる 50円位高い)


あ、やべっ とは思ったが吐いたツバは飲み込まねぇ そんな性格の男だった


男はわきまえていた 

ここの朝定はご飯に対して一緒に食べるおかず類の量のバランスが悪いということを

一緒に食べ進めていくとご飯が足りなくなってしまうのだ

この【焼き海苔】まで行けた試しがない

いつも海苔はお持ち帰りすることになるのだ


さらに今日は間違えて目玉焼きダブルだ・・・


男の頭の中では

『すっげーご飯が足りなくなる 足りなくなるご飯 タリナクナル タリナイ ゴハン ウワー ナットウ直食い イヤー・・』

などと繰り返し魑魅魍魎共が蠢いていた



よーく食券機を見てみると【ご飯大盛60円】【ご飯特盛100円】というボタンがあった

おお、拾う神あり これでご飯不足は解消できるじゃないか 

そこへ男の背後に別の客が食券を買おうと並び始めた

背後につかれることに異常なまでの警戒心を抱く男はある場所では【デューク東条】と異名を持つ

特に深く考えずに即座に【特盛100円】のボタンを押していた

通常の朝定なら【大盛60円】が妥当だろうが今日は目玉焼きダブルだからな

ご飯とおかずのバランスを考えての発想 と言うよりはひらめきだったのだろう


結果的に男は【ソーセージエッグダブル定食】と【ご飯特盛】の食券を店員へ差し出した

何か重要なことを忘れたまま・・・・・・



さあ ここで冒頭の苦悩の場面へと話しが繋がる


そうだ

男はもともと食欲がなかったはずである 食べなければという気持ちだけだ

そんなことさえも忘れ 尋常でない量の朝ごはんを目の前になす術もなく、ただそこにいるのだ

後悔と 懺悔と 絶望と・・・涙である




全てはこの猛暑が引き起こした災害である

誰もあの男を責めることはできないだろう


皆さんも明日は我が身 気を引き締めて今年のファッキン猛暑にのぞみましょう





あの男はあれからどうしたのだろうか・・・


いつか 立ち直って欲しいと願うばかりである・・・










PS






20100726125722.jpg

食べれない海苔に対して謝罪している男の図







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