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偽悪者

現在の住所に結婚と同時期に越してきて21年が経つ

ウチから歩いてすぐのところに小さなタバコ屋がある 

といっても一日数人くらいしか来店は無いだろう

越してきた当初は駄菓子屋もやっていて長女らが幼い時代から行きつけであった

経営者は恐らく80歳以上 腰の低い上品な白いおばあちゃん いや、ババア

オレは1週間~10日の間に1度セブンスターをカートン買いしに行く

今日も買いに出向いてやった


決して軽くは無い店の引き戸を開け店内に入る いつもの事だが

『こんちわ~』 と言いながらだ 

無言で入ろうものならいつまで経っても出てきやしない 

老婆の耳は髪飾り程度の役にしかならない

『おい、ババアいつもの頼む』 と言っても聞こえないし、いまだに銘柄も覚えていないらしい

『セブンスター1カートンください』 と、標準語でしゃべらないと理解できないようだ


タバコを保管しているであろう店奥にいつものように入っていく白い老婆

ふと気がついたのだが入り口に縄跳びが縛られていてその中央に安物の鈴が・・・

その縄を腰をかがめてくぐり鈴をチリンと鳴らしながら出てきやがった 遊んでいるのか?

老婆は照れくさそうに防犯装置だと言う 馬鹿にしているのか?

話を聞くと先日若い男3人が店内に侵入しタバコを物色していた所を目撃したらしい

一人の男が老婆の前に立ちふさがり 『アイス食べる?』 と自分の食いかけを差し出したらしい

老婆は 『いや、いりませんから・・』 と、断ったらしい すると男は

『じゃ、コーヒー飲む?』 とポケットから缶コーヒーを出した

老婆は 『いや、あたしはコーヒーが苦手で・・・』 と そんな会話をしている場合ではないだろう

あーもすーもなく男達は堂々とタバコをカートンで盗んでチャリで消えていったそうだ

どうやら被害は3度目らしい 

オレが普通に入店しても気付かない老婆だ 小学生でも怪盗ルパンになれるだろう


たった独りで暮らしている白い老婆は何度も 『怖かった』 と口にする


その後オレはヤフオクでセンサー付のチャイム等を探していた 

勘違いするな オレ自身のためだ 毎回 『こんちわ~』と言うのに疲れたのだ


そしてまた老婆の下へ出向いてやった

こんなのがあるんだぜババア 

そして警察へ被害届けを出せこら 

犯人はいつもチャリなんだな?不振なチャリが店の前に止まってたら冷やかしに来てやるぜ


散々ののしり 中指を突き上げながら店を後にする

白い老婆は何を勘違いしたのか 『ありがとうございます そう言って頂けると嬉しいです』

と猿のような笑顔を見せた

あれから30分置きに工房のドアを開けババアの店を監視している


さっき見たらクソポリスのチャリが止まっていた よし、オレの命令をこなしたようだな

クソポリは税金泥棒だからな 仕事させろ


あとはクソ犯人を捕まえて、オレのストレス発散のはけ口にするだけだぜ

毎日嫌がらせのように監視をしてやるぜ 白いババア! けっけっけ





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