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世界最速の・・・・・

黄色い所沢の風
ハーレーの他にもう一台 HONDAスーパーカブ90を所有 推定走行距離26万km以上 

当時都内への会社通勤の足として最強の相棒 それはやがて伝説となった


満員電車が嫌いで、雨が降ろうが寒かろうが暑かろうが、こいつに跨りいやな会社勤めをしたのだ

大雨の中、踏み切り待ち 合羽を着てはいるがドシャドシャに濡れ下着にも雨が染込む寸前だ

目の前を満員御礼の通勤快速が横ぎる 車窓は乗客達の怨念やら悲壮感で結露してやがる

男はニヤリと口角を上げつぶやいた

『そっちよりはマシだぜ・・・』

男の鼻孔からは一筋の光沢が流れたが間違いなく雨である 疑う余地はない


電車が満員なら当然道路もそうなる 渋滞だ

何故にこのカブが最強なのか、この場面で解る事になるだろう

チャリンコに毛が生えた程度のコンパクトなボディー どのバイクよりも軽く、小回りが利く

最高時速80kmもあればどんな乗り物よりも最速で目的地に到達できるのだ

当然テクニックは必要必須だ

二輪初心者がこの場にいる事は自殺を意味する 身の毛もよだつ過酷なバトルなのだ

例えば時速160kmのスピードで回遊するマグロの群れにマンボウがついてこれるか?

いや、ついてきたらきたで、別の意味で身の毛がよだつが・・・

毎日、同じ時間帯に同じ道路を通勤するのだ 当然周りのバイク達も同様にそうだ 

長く通勤している二輪達はやがて気づく事になる


『このカブやべー! 超早ぇー! 殺される! 所沢市ナンバーだ! きゃー!』 などと・・・


ビッグスクーターをはじめピンク、イエローナンバーの小型二輪達はこのカブの前を走ろうとしなかった

中型自動二輪もまた、渋滞時はこの所沢市ナンバーのカブに道を開けた

その時間帯の青梅街道上り車線二輪連合の間で暗黙の了解が生まれたからだ

『所沢市イエローナンバーのカブの前にいると煽られて死ぬ』 都市伝説を創り上げた

後方から追いついてくるこのカブを見つけるや、皆スッと道を譲るのだ

そしてこのカブがフルスロットルですり抜けて切り開く道を必死について来るのだ


杉並K察前、高円寺陸橋、中野K察前とファッキンポリスが張っている事も全てお見通しだ

慣れていない奴等はアホ共にキップを切られまくり強制募金を強いられる
 

当然この『チキチキマシン猛レース』は一時の気も抜けない 一歩間違えれば命だって危ないのだ

だからこそ二日酔いの朝は出勤を断念せざる得ない 子供のようなウソをついてでも休むべきなのだ
  
それ程の覚悟が必要なのだ あまりにも危険だからだ 他意はない もう少し寝よう 


誰が呼び初めたのか 『黄色い所沢の風』  


(ある時間帯に)所沢~新宿間を最速で走った世界最速小型自動二輪の物語 

笑いあり 涙あり 借金あり モハメドありのノンフィクションドキュメント 映画化決定 か      


今現在はロードを引退し、ボンヌヴィルのソルトフラッツへと思いを馳せる日々を送る・・・

              ~~  Fin  ~~




あとがき  筆者サービス精神旺盛の為一部誇張した表現を使用してますが

        7割方ホントの話しでございます   ちょっと調子こきましたね うん




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