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大人の世界

最初に
今回の記事は先日の忘年会の写真を元に考えられた全て空想によるお話しです
複数の写真を見て『これはこんな事を言ってるようにも見えるな』
という一方的な閃きで組み立てられた私にとっては新たな試みのストーリーです
写真で登場する人物像はリアル(現実)ですがストーリーのような言動は一切ありません
また筆者による悪意も1mmも存在しません
関係者各位におかれましては、寛容なお心で読んで頂けましたら幸いです





『ねえお父さん、なぜ大人はお酒を飲むの?』

風呂上りに晩酌をしている父に普段から疑問に思っていた事を尋ねた

父はボクが言わんとしている事を全てお見通しのようにしゃべりだした


『ははは、父さんも子供の頃同じ事を疑問に思ったもんだよ』

缶ビールを飲み干し話を続けた

父『達彦ももう中学生か そろそろそういう事も教えておくべきかもな・・・』

ボクは父が何を話しだすのか興味津々でうなずいた


父『忘年会だよ』

え?

父は一言そう言うと立ち上がりどこからか写真を持って戻ってきた


父『我々大人がなぜ常日頃から酒を飲むかと言ったらその理由は一つ 忘年会があるからなんだよ』

そう言うと一枚の写真を取り出した


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これは?忘年会の写真?

ボクがそう聞くと父は首を横に振った


『これは忘年会直前に行われた忘年会の練習風景なんだよ』


え?直前の練習って事はじゃあこのすぐ後に本番の忘年会があるって事なの? 

父は大きくうなずいた

この人達は本番でお酒を飲むというのにその前にもうすでに飲んじゃうって事なの?

ボクには全く理解できないでいた

そんなボクに父は衝撃的な言葉を発した


『いいかい達彦、父さんが今酒を飲んでいるのも、これも忘年会の練習なんだよ』


ボクは大きなショックを受けずにいられなかった


父『達彦は最近友達とバンドを組んだらしいじゃないか母さんから聞いたぞ』


え?あぁ うんまあね

『家では独りでギターの練習してるだろ 今の父さんはそれと一緒なんだよ

 そしてたまにはメンバーでスタジオに入って練習するだろ それが普段の飲み会ってやつだ』


へぇ・・・そうなんだ・・・


『そしていずれ人前で演奏をする本番がやってくるだろう その本番が父さん達は忘年会なんだよ』

そうだったんだ じゃあ忘年会はお父さんたちにとって楽しい晴れ舞台って事なんだね

『そこはそういう訳にも行かないんだ・・・大人はね・・・』


父は苦笑いをしながらまた一枚の写真を取り出した



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あれ?なんか皆暗い表情に見えるけど・・・

『皆緊張しているんだよ 忘年会で上手く立ち回れるかどうか不安でしょうがないんだ』

忘年会って大人にとって楽しい場所なんじゃないの?


『解らないだろうなあ じゃあこれを見てみようか』


父から数枚の忘年会本番の写真を見せてもらった


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『皆楽しそうに飲んでるように見えるだろう?

 まあそれが父さん達の義務であり責任であり大人としての役割なんだよ』


ちょっと解らないよ お父さん達はお酒が好きなんじゃないの?

ボクはストレートに質問をぶつけた


『お酒が好きな人間なんて本当はどこにも存在しないんだよ

 でも飲めないと大人としてやっていけないから無理して飲む訓練をするんだよ それが義務だ』

でも皆無理して飲んでるようには見えないくらい楽しそうに見えるよ

『そう、楽しく飲まないといけないんだよ

 それも普段から血のにじむ様な鍛錬をしてるから出来るのさ』

もしもどうしても楽しく飲めない人がいたらどうなるの?

『もしもそんな人がいたら、可愛そうだが大人の世界ではやっていけないだろうな もしもの話だがね』


ボクは将来大人になる事に不安を感じた ボクにもそんな事が出来るのだろうか

ねえ、さっきバンドの例えで説明してくれたけどさ、皆それぞれに担当とか割り振られてるの?

『ああ、個々にそれぞれの得意パートがあり最高の楽しさを演出しなければならないんだ

 皆それぞれがお互いの役割を尊重し合い調和する事で成り立っているんだよ

 決して誰かがその和を乱すような事があってはならないんだ

 絶対に失敗は許されないんだよ 絶対に・・・』


意味が解らなかったが普段の優しい父からは想像も出来ない険しい表情にボクは少し恐怖を覚えた




ボクは数枚の写真を流すように見て、ふと1枚の写真に言いようのない不自然さを感じ手を止めた




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一番左の男の人・・・ この人だけ何かが違う・・・なんだろう?

一見して二枚目の優男に見えるけど ただならぬオーラを放っているように見える


お父さん この人は誰? 

父は一瞬眼を見開き強張った表情を見せその後平静を装うように答えた

『この人はウエムラさんていう忘年会の主催者側の人だよ まあ幹事さんみたいな役だね』

そうなの?この人だけあまり楽しそうな感じがしないような気がして・・・


『ああ、いいんだよその人は あちら側の人間なんだから・・・』

父はそう言いながら立ち上がり新しいビールを取りに台所へ向かった


あちら側って・・・どう言う意味なんだろう・・・


その時父が座っていた座布団の下になにやら写真の縁らしきものが見えた

あ、こんな所にまだ写真が・・・そう思い僕は手を伸ばした

そこには忘年会のものと思われる数枚の写真があった

それを見た瞬間、僕はなんとなく気付いてしまった

父はこの写真はボクに見せないように隠したものなのではないかと


お父さん、これは・・・・












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台所から戻ってきた父に思わず疑問をぶつけた

父は『しまった』という表情を見せたがすぐに落ち着きを取り戻し腰を落とした


『この男が女性の飲んでいたグラスを謝って倒してしまった時の写真だ 

 一気に周りの空気が凍りついた・・・我々の調和が乱れてしまったんだよ・・・』

どうやら聞いてはいけない事を聞いてしまったようだ

しかしボクの大人の世界への探究心は増していくばかりであった


『そこへすかさずウエムラさんがやって来て・・・・・・・』




お父さん・・・ この写真の事?


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父は忌々しい記憶を手繰り寄せるように話を続けた

『そ、そうだ 男がウエムラさんに事情聴取をされて・・・そして・・・』


父には何かボクに言い辛い事があるのだろう

何度も言葉を詰まらせながら、言葉を選びながら、

それでも真実を伝えようとしてくれているようだった





『その後ウエムラさんの眼が光って・・・詳しいことは父さんにも解らないんだが

  神と交信できる能力を持っている人のようなんだよ

  父さんたちと同じ立場の人ではない事は明らかだ』







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ボクは背筋が凍る想いがした

お父さん、あの男の人はどうなったの?


『あの男は来る日も来る日も誰よりも熱心に忘年会の練習に励んでいた努力家だったんだ

 ただ人一倍酒に飲まれるタイプではあったんだが、まさかこんな失敗をしてしまうなんて・・・』

父は独り言のように一点を見つめ呟いた




お、お父さん、この人は?・・・・



『・・・神・・・』

え?

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『直後にどこからともなく神が現れた 滅多に我々の前には姿を現さないこの世界の神だ

  神はあの男の今後の処遇を審判する為に我々の前に光臨されたんだ

  神が言う事は絶対なんだ 誰も逆らえやしない
  
  この神に嫌われたらもうこの世界では生きていけない 

  それが大人の世界なんだ 


ボクは生唾を飲むと同時に全身に寒気を感じた

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『神の片腕として仕えるウエムラさんが事の成り行きを説明する

 皆仲間の身を案じながらも楽しさを演じる事だけは忘れない

 楽しくなさそうに振舞うということは即、神に睨まれこの世界から抹殺される事を意味するのだ』



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そしてついにウエムラさんの『審議の詩』が始まった

この曲はどこの世界の物かは誰も知らないが不思議な力を持っているのだ

我々の知り得ない世界と交信する際に必ず歌われる魔道の詩

この曲が終わると同時に神からジャッジが下されるシステムになっている

我々にはマイウェイの日本語訳バージョンにしか聞こえないという不可解な現象が起きているんだ


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マイウェイ いや、審議の詩を身体全体を使い熱唱された直後

皆の視線が神に集中する

ついにジャッジが下される時が訪れた








神はたった一言・・・










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『ポア』




ポア? お、お父さんポアってどういう意味なの? ねえ・・・


父は少し眼を赤くしながら


『ん?ああ・・ハハハ・・・』

一旦間をおいていつもの優しい笑顔で答えてくれた


『心配するな まあ簡単に言うと 許す って意味だ』


それを聞いた途端に安心の為ボクの全身の力が抜けていくのが分かった


はあ~良かったぁ あの人ポアされたんだ ボクちょっと怖かったよ


『ああ・・・大人は色々と大変なんだよ 達彦もいつか解る日が来るよ』


父は一気に缶ビールを飲み干しボクの頭にポンと手を置きそして寝室へと歩いていった

お父さん おやすみなさい


今日ボクは大人の世界を少しだけ垣間見ました

今まではお酒を飲んで酔ってるお父さんってあまり好きじゃなかったんだけど考えが変わりました

正直な気持ち、予想以上の厳しさに将来の不安も感じました

しかしそれ以上にそんな厳しい世界で僕達家族の為に戦ってくれている父の偉大さを知り

父への感謝の気持ちがこみ上げてくるのでした


お父さん いつもありがとう これからも頑張って下さい

達彦











忘年会参加者の皆様お疲れ様でした
その他の写真は下記リンクから見れます
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物語

ANARCHY IN THE 保育園

ちょっと皆 考えてみてくれ

全く縁もゆかりも無い保育園という施設があるとする

時間帯は夕方6時頃

お迎えの保護者達も多数いる状況だ

その保育園の中に俺達みたいなのがうっかり進入してしまったら一体どうなるだろうか

考えてみても恐ろしくてとても試してみる気にはならないでしょう



我が家の近所に妻の妹夫婦が住んでいる

4歳になる一人娘サキ(仮名)との3人家族 共働き

日中サキは保育園に預けられている

たまに妹の仕事の都合でお迎え時間に間に合わず、代理でウチの妻がサキを迎えに行き

そのままウチで妹の帰りを待つという事がある

昨日もその予定の日であった

その日 妻は朝から歯医者の予約を入れていたのだがうっかり寝坊

再び予約を入れ直し、新たに取れた時間帯は夕方だった

サキのお迎え時間に間に合うかどうかというところだ


妻『私が6時までに帰らなかったらサキのお迎えお願いね』


ちょっと待ってくださいよ奥さん

アナタ言ってる事が解ってるんですか?

オレなんてどう見たって不審者にしか見られませんよ


オレの中で一気に緊張感が走った

これはただ事ではない由々しき事態だ

オレが一番入っちゃいけない場所じゃないか

ダメだよ 絶対ダメ 世間が絶対に許さないよ

いいか、頼むから6時までに絶対帰ってきてくれよ 頼むぞホント











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PM6時 オレはその保育園の前に立っていた

神はいつも突然試練を与える

少しでも不審者度を下げるようシェードは外してきた

指TATTOOを隠す為手袋でもしようかと思ったが逆にそれも不審なのではないか

もう元が生粋の不審者なので何をやろうと全てが不審に見える気がするんですよ


ちょっと・・・これはどこから入っていいのだろうか?・・・

写真の園庭に通じる門からなのか左手にある正門らしきとこなのか

ここはやはり正門の方だろう いきなり庭園の方から行ったらヤバい予感がする

正門の扉を開けようとするがどうなってるのか開く気配が無い

こういう施設は園児が勝手に外に出るのを防止する為か本物の不審者対策なのか

門の開閉には少々コツがあるところが多いと思います

当然初めての場所なのでそのコツも解りません

しばしガチャガチャやっておりました 

すでに不審者が園内へ進入しようとする目撃者も出てきております

心の中で ヤバい ヤバい と汗をかき始める筆者

正門はあきらめ園庭側の門を開けようとしますがここも多少なりのコツが必要でした

門の内側へ手を伸ばしてレバーを引くという事に気付くのに5秒ほどかかりました

その姿を見ていた職員さんや保護者達にも緊張が走った事と思います


いよいよアナーキー イン ザ 保育園です

『初めまして 私は不審者じゃありません』と両手を挙げ降伏ポーズで近づく位の気持ちで

感じのいい笑顔で歩み寄りましたがその笑顔もきっと不審だったのだと思います

どこかの見知らぬ父親に『こんにちわ』と挨拶されたがその表情はやはり硬かった

オレは『こんにちわ』と選挙カーに乗るウグイス嬢以上の爽やかさで答えた

きっと誰にも見せた事がない慢心の笑顔だったはずだ

その場にいる皆さんに見守られついに若い保母さんの前に立ちはだかった


『お迎えですか?』


笑顔で質問する保母さんの視線が一瞬オレの指先に飛んだ事を見逃さなかった

表情も幾分引きつって見える

それはそうだ無理も無い 初対面の不審者なのだからな彼女に罪は無い

ここでテンパリ過ぎたオレはうっかりサキの名前をド忘れしてしまう


『え・・・・・っと・・・・・・あの・・・・・・えーー・・・っと・・ちょっと待ってください・・』


ヤバい ヤバ過ぎる ここまで来て何という失態だ

一生懸命サキの顔を脳裏で思い出しながら名前タグを探し続ける

そうしてる間にもどんどん不審者としての疑惑が膨張しているのだ

一刻を争う非常事態である



『・・・・・サキ! サキです 山村サキ!(仮名)』


思い出すのに6~7秒かかった


疑惑を持ちながらも保母さんが『サキちゃ~ん お迎えですよ~』と室内のサキを呼ぶ

恐らく保母さんにとっては大きな賭けだったろう


そしてサキがやって来た

もしもここでサキがこの通常でない事態に戸惑いを見せでもしたら大変な事になる

頼むぞサキ いつもアイスあげてるおじちゃんだぞ そうだろ



『なんでおじちゃんが迎えに来たの~?』


とニッコリ笑顔で近寄ってきた

その瞬間そこにいる誰もがホッと胸をなでおろした事だろう

しかし一番安堵したのは間違いなく筆者である

こういうのを天使の笑顔って言うんでしょうね 可愛くってたまらんです

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お見せできないのが残念だ


家に戻るとサキが来る事を知っていた長女が孫を連れてきていた

孫とサキは歳も近くいい遊び相手なのだ

そうだよ 孫がいるんだったら散歩がてら一緒に迎えに行けば良かったじゃんか

最強の不審者封じのアイテムだったのになあ ちくしょう



それにしても疲れた

今回の体験は某テレビ番組はじめてのお使い以上の高視聴率が取れると思うよ 

オレはね







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物語

もしかしてだけど

また長女からの電話が鳴った

『どこかお昼食べに行こう』

前々回のブログで書いたがクソラーメン屋で酷い目に合わせたばかりなので

今回はリベンジとなる

あんな店に連れて行ってしまったという事実は私にとって非常に不甲斐ない

長女の信頼を落とす結果となってしまった

次は絶対に外せない


という事でここは神のお力を借りる事にした


炎天下の中40分ほど車を走らせたどり着いた神の店

猛暑日でも外には軽く行列が出来ている

当然だ 神の店なのだからな


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どうだ、元娘よ これが神の味だ 参ったか

現在妊娠・・・何ヶ月だっけ?

まあ来年頭には出産予定の胎児にもこれで神が宿ったな

元父親に感謝するんだな 


しかしここでもちゃっかりおごらされるのである

全くいつまでたっても甘え癖が抜けない

お前はもうウチの娘ではないのだぞ まったく・・・


その夜

6日が次女の誕生日だったのでその絡みで家族で外食をする事に

次女のリクエストは寿司だった

まあ年に1度位はしょうがない と超高級寿司屋に家族3人で向かった

威勢のいい掛け声が飛び交う店内 平日の夜なのに繁盛している

広い板場には5人の職人がそれぞれ寿司を握っている

ホール係の女性店員はカウンターの椅子を引き

『こちらへどうぞ』と案内してくれた

すると一番奥にいた板場の職人さんが『こちらへどうぞ』と

ホールの店員とは違う席を指す


どちらに従ったらいいのか解らずにいるとホールの店員は

『失礼いたしました あちらへどうぞ』 と

一番奥の職人さんの目の前のカウンターへ案内された

どうやら板場の職人さんの方が権威は上のようだ


その職人さんはまだ若い女性で男ばかりの板場に花を添えていた

ハキハキとした声で客の注文にテキパキ応じる姿は何とも好感が持てた


しかしなんだろう この胸のときめきは・・・


人の眼を見て話すというのは接客業ではごく当たり前の事だろうが

彼女に見つめられると何ともいえない気持ちになる・・・

気のせいかもしれないが私の眼を見つめるその視線には何らかの想いが込められている気がする

彼女にとっても私は『ただの客』ではなさそうだ 



私はずっと彼女の仕事ぶりを見つめていた

他の客に対する話し方や所作

一生懸命さが伝わってくる

もし他の客が彼女に何か文句を言おうものなら表に引きずり出す位の思いがある

いや、もしくは彼女に代わってオレが土下座する位の勢いもあるのだ


なんだこれは 今まで感じたことの無い感情がわいて来るのであった


いけないとは思いつつ彼女の写真を隠れて撮ってしまった

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そして別れの時間がやってきた

お会計を頼むと少し寂しそうな表情で応対してくれた

彼女の指示でホール係りの店員が皿の枚数を数えにやってきた

彼女はその店員へ小さな声で


『割引お願いします』



とだけ伝えた



もしかしてだけど もしかしてだけど

やっぱりオイラに気があるんじゃないの






そろそろ感づいてきましたね そうです 実は長女なんですよ すいません

ここでバイトしてる事は知ってたが今回はちょっと驚きました

ホール係だと思っていたのにいつの間に板場に立つようになったのだ

普段見てる面倒臭がりでだらしない感じとは全然違い、なんだかいつのまにか立派になってて

長女の違う一面を垣間見て もう元お父さん涙ですよ

でも他の客の目もあるからお互い全然親子って態度は出せませんでした


父親らしい事などした覚えはなかったが子供の成長を見るのは嬉しいものだね

まあ今は大変だろうけど幸せになるんだぜ




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物語

少年時代のオレへ

妻と出会って同棲を始めたのは20歳だった

それなりに気が合わなければそんな関係にはならないでしょう

私の思い出の中に最も印象深く残っている二人の『同調』は

故オザキ○タカが大嫌いという共通事項だった

出会ったばかりの二人はそこで意気投合するのである

ある意味彼がいなかったら俺達も結婚してなかったのではないだろうか


あれから四半世紀が過ぎた今、たまたま流れる彼の代表曲に耳を傾けてみる



あれ?こんなに素晴らしい曲だったっけ?

あまりにもすんなりと心に響いたのに驚き、妻と二人顔を見合わせ首をかしげた

何故あんなに嫌いだったんだろうか、そもそもの理由が思い出せなくなっていた


彼の詩は(当時の)ティーンエイジャーの心の葛藤を描写したものが多いと思う

私達もモロ当時のティーンエイジャー世代であった

一度は真面目に彼の詩に聴き入った 高校2年位だったか

しかしすぐに拒絶したのだった


『現実』が少しずつ見えてきた自分にとって彼を師と仰ぐのは危険すぎると

無意識に判断しブレーキをかけたのだと思う


私は常に『漠然とした不安感』と共に暮らしていた

それは主に将来に対する不安という見えないプレッシャーだったのだろう

今は亡き父は私を公務員にさせたかったのだから、なんて私は親不孝者なのだろう

勉強が嫌い だから成績も悪い 学歴社会で言うところの落ちこぼれ日本代表である

当時はギターを弾くことが自分らしくいれる唯一の避難場所だった


私は家を出たかったんだ

高校生ながらに近所の安そうなアパートの家賃を調べた事もあったほどだ

とにかくもう、あんな家には 帰りたくない~ のである

私は人知れずそれなりに大人になる為の心得など勉強をし、それらの出費も惜しまなかった

ある日の事、学校から帰宅し徐に部屋へ入室しその異変に気付き唖然とする

机の上にそれら出費を惜しまなかった参考書が綺麗に積まれているのだった


プレイボーイ 平凡パンチ アクションカメラ


当時の正しい大人の参考書達だ

ベッドマットの下に並べて保管していたはずだった

誰にも縛られたくないと逃げ込んだこの部屋にも大人達の汚い手が忍び寄っていたのである

私は今でもあの光景が眼に焼きついて離れないのであった


『それは死刑宣告された絶望感とよく似ている』

著名な服役囚人が漏らした有名な言葉だ


今考えればこんな事で死ぬほどの絶望感を味わえるとは

オレのセブンティーンズマップはどんだけ絶望ハードル低いんだ と

最新版フォーティーシックスマップを所持する今のオレが笑う


当時のオレは 不安感=社会に出る という図式で

社会=汚い所、つまらない所、理不尽な所 などというイメージがあった


まあその当時の『将来への不安感』だった将来が今なんで

現在は不安に思う必要性がないのだ

本当にバカみたいだ

大人になって分かった事がある

人間が生きる際に『不安がる』という行為は一切必要が無いって事だ

不安は百害あって一利なし 全く持ってネガティブな存在である

純粋な詩にさえモザイクをかけてしまうのだからね




ありがちな話だがもし今ここにタイムマシーンがあるなら

当時の自分に会いに行きたいね


『よう オレは30年後のお前だ 2013年から会いにきてやったぜ』


現在のオレの風貌を見て、イメージしていた大人像とかけ離れている事に安堵するはずだ

30年前とはいえ自分の事だ 一番よく理解している


『30年後お前は世界的に有名なシルバーアーティストになってるんだぜ』

ここは数年前に私が掲載されたVIBESとかを見せてやるべきだろう

30年前のオレは興奮し感嘆の声をあげる筈だ

そうだ 表現方法がちょっと過大なだけでウソはついていない うん


『お、懐かしいギターがあるじゃねぇか 30年振りだぜ ちょっと弾かせろよ』

現在のオレはきっとそれを手に取るだろう

30年後も自分だ 一番よく理解している

30年後の自分の演奏を目の前で鑑賞した少年は

『30年弾いててもこれ位までしか上達しないのか・・・』

と思うかもしれないがその辺は微妙だ


そして帰り際に最後の助言を言い放つ

『お前は数ヵ月後○○という女子に告白するかどうかで悩み苦しむだろう

 いいか、必ず告白しろ お前の将来の為なのだ』

そう聞いた少年はもう絶対恋愛成就すると決め付けるだろう

結婚相手になるかも位な意気込みで告白する筈だ 間違いない オレだもの


ところがその告白は悲しいものになる事を現在のオレだけが知っている

少年よ 生きる為に『不安』は必要ないが『試練』は必要なのだよ

それを乗り越えなければ世界的シルバーアーティストにはなれんのだ がんばれ



という訳で今までずーーっとアンチオザキだった私は46歳でようやく卒業しました

今まで文句ばかり言ってさーせんした

ホント今更ながらご冥福をお祈りしたいです







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最高のプハーを考察する

夕食時いつものように晩酌しながらTVを見ていた

どこかのビールのCMにナニローだったか有名野球選手が出演していた

ありがちではあるが缶ビールをぐぐっと飲み干し『プハーッ』とやるやつ

霊長類最強の勘を持つワタクシは

『あれは(缶ビール)最初から中カラだな』と瞬時に見破るのだった(多分)

そういうのってリアリティ-が無いんだよな

もし仮に本当にビールを飲み干してのプハーだったとしても

本来購買意欲を掻き立てられるべき缶ビールヘビーユーザーの筆者に

そう思わせてしまう事はビールメーカーとしてあってはならない事である

そんな事を妻と論じていた

その後『じゃあ自分がプロデューサーなら誰をCM起用するか』

最高のプハーを撮るという議論に突入する事は川の流れのごとくごく自然な成り行きだった

簡単と思いつつも意外に議論は難航した

肉体派俳優やらスポーツ選手やらアイドルなどなどビールが似合いそうな名が挙がる 

色々と案は出るが今ひとつ『これだ!』と思えるものが出ない

そんな時妻の口から適当な感じで放たれた


『カメダコーキは?』

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いや、全然ダメだろ ナニ考えてるんだよ 

毎日減量と戦う現役ボクサーがビールなんてそれこそリアリティーがないし

あと世間的な好感度の問題があ・・・・・



いや・・・ まてよ・・・   うん・・・・・


いいんじゃね



筆者の天才的な脳回路は瞬時にバーチャルCMを脳内で上映していた



毎日の厳しいトレーニングのシーンから始まり

減量など禁欲シーンを織り交ぜそして試合に臨む

相手選手に殴られ次第にダメージを負いながらも必死に反撃するコーキ

ジャッジメントはコーキに軍配が上がり歓喜するコーキサイド

(場面は一転して自宅リビングでのシーンへ)

あのお父さんにも出演してもらおう

父から『おめでとう』と言われビールをそそがれる

少し顔面を腫らせたコーキ 辛抱たまらんとばかりにそれをぐいっと飲み干す

ここで満面の笑顔で『プハーッ』だ

なんならそこで

『この一瞬のために生きている』くらい言っても良いだろう


どうだこのリアリティー

筆者が求める究極のプハーはまさにこれだ これなのだ

ああビール飲みたい


現在この企画の権利を1億円で販売中です 

各ビールメーカー様からの応募をお待ちしております(ウソ)


さあ皆さんどうでしょうか

これ以上の最高のプハー案をお持ちの方は是非ともご一報ください


まあ結局のところこんな他愛も無い話しに付き合ってくれる相手がいるって

平和であり幸せなのですよ




おまけ


エーシージャパンCMを考察




『どこから来たの?』って言うと

『教えない』って言う

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『これ欲しいの?』って言うと

『欲しくない』って言う

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『こっちは?』って言うと

『いらない』って言う


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そうして、あとでしつこくなって

『買ってあげようか?』って言うと

『うん』って言う




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慈愛でしょうか

いいえ、犯罪。





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